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2015年11月

2015年11月27日 (金)

『私は漢方美人』1月号(『月刊オフィスユー』集英社)の詳細解説

 

キクイモは漢方的には「熱を冷ます。解毒作用があり、体内の水分を取り除き、利尿する」(『中医営養学』 山崎郁子著)とされます。食べ物には善悪はありません。しかし、どんな食べ物にも、温めるか冷やすかの作用があります。「熱性」とか「寒性」とか言います。その偏りが小さいものを「平性」とも言いますが、厳密に言えば、小さくとも温めるか冷やすかの作用をもちます。

 

世間では、よく「白い物は冷やす」とか、「地面から下にできる根や地下茎は温める」とか、「南方で栽培されたものは冷やす」とか言われていますが、私はこれらが間違いだと思います。

確かに白い大根・カブは冷やしますが、白いネギは温めます。その大根やキクイモが冷やすように、地下茎でも冷やすものはあります。温める食べ物で代表格であるショウガは、もともと南アジアが原産で、日本での栽培地も高知や千葉などの温暖な地域に多いようです。何度も書きますが、冷えるからダメ、温めるから良いではありません。食べ物は基本的にはすべて『良い』のです。良いから食べ物なんです!

 

もし食べ物の寒熱を知りたければ、ひとつひとつ覚えていくしかありません。もちろん自分の口で確かめることも出来ます。常温の食べ物を口に入れてモグモグして飲み込んで見てください。極端に言えば、ハッカのようにスースーして冷えた感じがすれば「寒性」を持った食べ物、逆に唐辛子のようにカッーと熱くなれば「熱性」を持った食べ物です。また食後に胃のあたりが冷えた感じがしたり、熱くなったりもします。敏感な方は解ると思いますよ。頑張ってチャレンジしてみてください。

 

実は漢方での治療の第一歩は、温めて治すか、冷やして治すかです。寒熱はその人に合った漢方薬を見つける上でも、最も大切な条件です。

 

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